ブルームバーグ専門家：NFTが終焉を迎えるか？

　　ノンファンジブル・トークン（NFT）の平均価格が70％も急落したことで、最近ブームになったNFTが、世界を席巻したのと同じくらいの速さで消えつつあることを示唆していると、ブルームバーグ（Bloomberg）の専門家が指摘しました。

　　Nonfungible.comが提供するデータによると、2月22日には、暗号通貨の平均価格が約4,300ドルまでの高値に達しましたが、その後、4月4日には約1,400ドルまで下がったため、市場は大幅に冷え込んでいます。

　　史上最高値は、暗号アーティストのBeeple氏が制作したNFT作品「Everydays」が6900万ドル以上で販売された記録的な出来事と重なっています。

　　一方、ピッツバーグ大学（University of Pittsburgh）の学者で、ブロックチェーン研究誌の共同編集者でもあるクリス・ウィルマー（Chris Wilmer）氏は、「バブルではありません。大口投資家による購入やギャンブル性による高揚感はあるでしょうが、暗号通貨は明らかに長期的に残るものであり、NFTもおそらくそうでしょう。」と語っています。

　　ブロックチェーン開発スタートアップのEnjin社は、最近、NFT専用の全く新しい分散型ネットワークの立ち上げを発表しました。バブルかどうかはともかく、NFTの技術がすぐになくなることはないと考えられます。

　　日本時間4月6日 午前10時30分 1BTC=59007USD (約650万日本円）